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6月2日に島根大学の河野君によって隠岐で初めてワニの歯の化石が発見されました。ワニの歯の化石は隠岐自然館において8月31日まで展示されていますので、この機会に是非お出かけ下さい。
湖でつながっていた隠岐と島根半島 約2,000万年前、後に日本列島を形作っていくこととなったユーラシア大陸縁辺部で徐々に大陸から離れていく活動が活発になりました。ちょうど島根半島や隠岐にあたる部分は今の韓半島東岸とくっついていたと考えられています。この頃に堆積した地層が隠岐では郡層として、島根半島では古浦層として呼ばれています。どちらも主に池や湿地、河川といった環境で堆積したことが判っています。その後、日本列島はさらに大陸と離れていき、ついには深い日本海が形成されました。 これまで、郡層や古浦層からは淡水貝や魚の化石の産出は知られていましたが、どちらにおいても陸上歩行型の脊椎動物の存在は確認されていませんでした。2006年になって松江市美保関町の古浦層から日本最古級(中国地方では初)のワニ類の足跡化石が発表され注目を集めました。その後も研究が継続された結果、2008年に東北大学で開催された日本古生物学会で古浦層から大型偶蹄類足跡化石、小型偶蹄類歯化石、ワニ類骨格化石、スッポン化石、そして大量のカメ類化石の産出報告がなされています。 島根半島の古浦層でこれだけの陸上歩行型の脊椎動物化石が出る訳ですから、当時同じ環境だった隠岐でもきっと同じような動物がいたに違いありません。さまざまな作業仮説を検証しながら調査を行なった結果、2008年初夏、隠岐で初めてとなる陸上歩行型の脊椎動物化石(ワニの歯)が発見されました。 今回展示している化石は、隠岐で初めてとなるワニの歯化石および随伴して産出した淡水貝化石です。島根半島で採取された共通の淡水貝化石も並べて展示していますので、左右の標本をよく見比べてみてください。この他にも島根半島の古浦層では産出しないような淡水貝化石がたくさん見つかっています。これは隠岐が地理的に大陸と近く、生物も大陸の構成要素を強く反映していたことを示唆します。隠岐における今後の研究では、日本海ができる直前の古環境がさらに詳しく解明されていくことが期待されます。 (島根大学 河野重範)
by kazemachikaidou
| 2008-07-31 21:59
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